劇団 シアター・ウィークエンド代表の松本先生が旅立たれたと知らせが届いた。
日本ナレーション演技研究所時代、扉を開けて入ってきた松本先生を見た瞬間、18歳のわたしでもこの人は凄い人だとハッキリわかった。
ビシッと背広を着て
すらっと長い手足は先までピシっとしている。
開口一番の『おはようございます』は色で言うなら浅葱色。
爽やかなようで強く、芯のある音にしびれたのを思い出す。
強い眼差しで私たちを見て、ニコッと大きい口で笑って、、、懐かしい思い出。
最後に先生を見たのは劇団・シアター・ウィークエンド50周年記念の芸術劇場小ホール。
『音吉物語〜帰り花 咲きて誇らし 小野浦の浜〜』
開口一番、白縹くらい薄い青色になった声。
でも先生だと分かる。
ステージで伸びた指先はたしかに先生だ。
最後の力を振り絞って演じられた公演に震えた。
どんなことがあっても舞台人だった先生。
15日の昼頃、旅立たれたそうです。
北海道もチラッと観に来てくれたかな。
そう思ったら朝から泣けてきて。
先生へのありがとうが止まらなくなりました。
わたしたちはまだ行ける
精一杯、命の火を燃やそう。
先生が見たあの世界まで
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